企業では毎日、問題が発生します。
- クレーム
- ミス
- 手戻り
- トラブル
- 対応漏れ
- 急な代替作業
- システムエラー
そして社員の仕事の多くが、
この“問題対応”に吸い取られています。
しかしドラッカーははっきり言います。
「問題は、解決してもゼロに戻るだけ。
成長は“機会”からしか生まれない。」
■ 企業が陥りがちな“問題依存症”
問題が起きると、人は動く。
火消しが始まる。
すると、
**「仕事してる感」**が出る。
これが危険です。
問題対応は
過去の後始末であり、
未来は一切作りません。
どれだけ大量の問題を解決しても、
会社が成長することはない。
にもかかわらず、
問題対応の“忙しさ”が
「会社が動いている」と錯覚させる。
これが“問題依存症”。
■ 成長は“機会”でしか生まれない理由
問題は過去。
機会は未来。
問題=マイナスをゼロに戻すこと
機会=ゼロをプラスにすること
企業の成長は「プラス」の積み重ねでしか生まれません。
だから、問題対応をどれだけやっても
企業の未来は一ミリも前に進まない。
■ G-SHOCK誕生:機会とは“願望を形にすること”
G-SHOCKの開発者・伊部さんは、
大切にしていた腕時計を落として壊した。
普通なら
「気をつけよう」。
これは問題対応。
しかし伊部さんは、
「落としても壊れない時計をつくればいい」
と考えた。
これが“機会”。
そして試作品を毎日、公園で何百回も落とし続けた結果、
世界的ヒット商品が生まれる。
問題対応では、未来は変わらない。
機会こそ未来を創る。
■ 機会を見つける4つの視点
Vol.8では、企業が今日から使える
「機会の見つけ方」を4つ紹介しています。
① 願望を見る
不満ではなく、顧客の“こうなりたい”に未来がある。
② 常識の裏側を見る
業界の当たり前をひっくり返すと、大きな機会が出る。
③ 他社がやらないことにチャンス
手間・地味・時間がかかる領域は宝の山。
④ 変化を見る
人口・技術・価値観・規制の変化が、新しい仕事を生む。
■ まとめ
- 問題対応は未来を作らない
- 成長は“機会”でしか生まれない
- 機会は願望・常識の裏側・地味な領域・変化の中にある
- G-SHOCKは“機会視点”から誕生した究極の事例
企業の成長スイッチは
「問題対応」から「機会視点」へ切り替えた瞬間に入ります。
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